デザイナー1年生の時の自分に伝えてあげたい、効率よく仕事をこなす12つのコト

この記事は基本的に、過去の自分に対して伝えたいことを、思い出を振り返りながら書いてみたものです。
「それは今の時代どうなの」とか「そんな方法だめでしょ」的な感想があったとしても大目にみてください。
もちろんこの記事の内容が全て正解ではないです。
が、新人デザイナーの方や、新社会人で「自分は仕事が遅いかも」と悩み苦しんでいる方の何かしらのヒントになればと思い書きなぐりました。

効率化大好きになったキッカケ〜Photoshopのバッチ処理〜

きっかけになったのは社会人四年目ぐらいでその際たる例がPhotoshopのバッチ機能を知った時でした。
小さい会社だからか、その当時、社内で誰もバッチ機能を知らず。自分も効率を求める視点がなかったので、初めて知った時は衝撃的でした。

当時やっていたレギュラー案件で、毎月200〜300枚ほど画像のリサイズ、角度補正、大雑把なゴミ取りなどの処理する作業があったのですが、全部手動でやっておりました。
それがある時、バッチを知りました。それまでの手作業を自動でガーッとやってくれるわけです。
衝撃でした。
その時、今までやっていたことは仕事ではなく、無駄な作業だったのだと気付かされました。
仕事でメインで使うアプリケーションの機能は、教本等で一通りどんな機能があるのか把握しておくと、作業効率が全く変わってきます。

上司のチェックが必要なモノは、5ー7割程度で一度見せてみる

企画書、デザインカンプ、プレゼン資料…社会人になると色々なアウトプットを形にしなければなりませんが、完全にできてから上司にみせるよりも、方向性がある程度見えた時点で上司に確認を取ることをおすすめします。
上司によっては「こんな状態で見せんな」っていう人もいますし、逆に「ここまで作り込む前にもっと早く見せろ」っていう人もいます。
「どっちだよ!」って思いますよね。でもどうせ指摘されるなら、早いほうが軌道修正がラクです。

同じ仕事はまとめてやる

これ、意外と今でも気がつくと抜けてしまうんですが、大量に同じ作業があるときは、まとめてやった方が効率的です。
例えばA→B→Cというフローの作業を200回しなければ行けない時。
A → B → C ✕ 200なのか、
A✕ 200 →B ✕ 200 → C ✕ 200なのか、ということです。
仕事の内容によりますが、大抵は後者のほうが効率がよい=早く終るということが多いです。

スピードもクオリティ。全てに100を注ぎ込まない

デザイナー職だと特にそうだと思いますが、自分の中で100%を出しきらないと納得がいかず時間がかかりすぎてしまうことがあります。
もちろんクオリティは大切なのですが、クライアント自身がそこまで求めておらず、こちらのこだわりが伝わらないというパターンも多いので部分的にいい意味で手を抜くことも大切だと感じています。

金額を意識して作業をする

仕事である以上、ボランティアではないので、金額を意識して作業することも大切です。
安い仕事なのに必要以上のサービスをすると、最初はよくても相手もそれに慣れてくると、次から「え、この作業も込みの金額じゃないの?」となることがあります。
もちろんお値段に見合う、またはそれ以上のクオリティを定時することは信頼につながるので大切ですが、必要以上に安売りするのも損をしてしまいます。
先を見据えて定期的に仕事を得るために最初は低単価で受注する案件等もあると思いますので、その辺は金額と自社の担当営業の狙いを確認しておくといいと思いますが、何にせよ金額を意識して仕事をするというのは、スピードを意識することにもなるので知っておいたほうが良いでしょう。

もっと最適化された方法はないか調べる

最初のPhotoshopのバッチの内容と重複しますが、アプリケーションもwebサービスも日進月歩ですので、常に情報を収集し、現状のフローから改善できる点はないかの情報収集は常に行いましょう。

まずは一通り全体の作業内容を洗い出し、細かいタスクも含めて書きだす


大掛かりな案件ほど、認識しづらい小さなタスクの集合体であることが多いです。
原稿の整理、画像の切り抜き…
やっていくうちに「この作業、予想以上に時間取られた…」となってスケジュールが厳しくなることもしばしば。

いきなり作業に入るのではなく、最初の時点で、スタートからゴールまでのイメージをして想定される作業を書き出し、「見える化」しておくと予想外の事態が起きる回数を減らすことができます。「仕事は段取り八分」というやつです。

パソコンに向かうのはある程度迷いを断ち切ってから。デザイナーならラフやサムネを書く

私も最初の頃はラフを書かないタイプでした。そうなると、モニター上で悩む時間がどうしても増えてしまいます。
デザインの仕事をするときは、ざっくりでいいので必ずラフを手書きで書いて、ある程度アタマの中のイメージをアウトプットして視覚化してからパソコンをいじった方が迷いが少なくて済みます。

作業時間にバッファ、余裕を持つ

もちろん案件によりけりですが、スケジュールを組む時、ギリギリで組むのはNG。
複数の案件を抱えていると、何かしら不測の事態が起こるものです。
必ず何日かは余裕を持たせて不測の事態にそなえる余裕を持ちましょう。

デザインは、余裕があれば一旦寝かせる

デザイナーの場合、意外と作っている最終は自分の感情が入ってしまって、制作物を客観視できなかったりします。
時間に余裕があるなら、2〜3日寝かせたあとに確認すると、意外とニュートラルな視点でチェックできたりします。

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自分一人でやろうとしない。

デザイン会社でもインハウスデザイナーでも、担当の役割というものがあると思いますが、込み入ってくると作業の分担が曖昧になったりします。
たとえば「原稿が支給されました、ハイ!」と手書きの原稿をもらった場合、文字起こしをするのは意外と時間を取られてしまいます。
この場合、誰が原稿入力するのかが明確になっていないことがあったりします。
時間に余裕がある時なら全部やっちゃえばいいですが、苦しいときは、「これ、テキストデータでいただけませんか?」と頼んでみるのも手。もちろん相手が誰かによって頼めないこともあると思いますが、大切なのは全て抱え込もうとせずに、苦しいときは上司や同僚に頼んでみましょう。

将来的にディレクションを任されたり、人の上に立った時、この「人を上手に使える」というのはとても大切なスキルになります。

言いたいことは結論から述べる

人になにか伝えるときは、結論から言うとスムーズに事が運びます。
皆忙しいことと、話しかけられた方も自分の手が止まってしまうので、なるべく話はなるべく完結に手短にするとよいです。
中には話すのが好きで長くなる人もいますが…。

デザイナーでもExcelも使えるようになっておく

原稿の整理や見積書の作成など、EXCELを利用する頻度は結構あります。最近だとgoogleのスプレッドシートを複数人で共有することもよくあります。
意外とデザイナーの方はEXCELに詳しい人は多くないイメージですが、効率よく原稿を整理したりするときに、EXCELに詳しいと仕事が楽になるシーンは多いように感じます。
VBAを使えるレベルじゃなくていいので、ある程度関数とかがわかると結構現場でも使えたりしてますし、そのおかげで無駄に残業せずにすむこともあるのでぜひ覚えておきましょう。

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