手書きのラフスケッチが大切なワケ

 

手描きのラフスケッチが大切なワケ

手描き、してますか?

なぜ手描きのラフが大切なのか。
自分の中の結論としては、

・レイアウトの試行錯誤がパソコンより手描きの方が早い。
・パソコン上より紙のほうが一覧性があるので全体のイメージがつきやすい。

という理由が大きいです。

というわけで、みなさんはデザイン作業に入る時、ラフを描きますか?いきなりパソコンに向かいますか?

私は働き始めて最初の5年ぐらいは、ラフはほぼ描きませんでした。
メンドクサイし、最初からIllustratorで組んでいった方が絶対早いジャンと思っていました。

でもいつも

いきないIllustratorを開いてレイアウトする。
 ↓
 散々悩み、レイアウトの堂々巡り。
 ↓
 よし、まとまった!
 ↓
 印刷してみると、なんか変。
 ↓
 また試行錯誤。そしてゲンナリ。

という流れに陥っていました。

当時は、それも仕事のうちダゼとか思っていましたが、ある時手描きでラフを固めてからIllustratorでデータに起こしてみたら、レイアウトで迷う時間がいつもより少なかったことに気づきました。

というわけで周りの色々な人に、デキる人ほどしっかりラフを描いていることが発覚。

ラフを描いてからパソコンに向かうのは一見遠回りなようで、実は近道だったということに気付かされました。

「でも実際、Illustrator上でやっちゃう方がキレイだし、どの道あとでデータ化するんだから最初からIllustratorでやってもいいんじゃない?」という意見もあると思います。
モチロン案件によってはその方が早い場合も確かにあります。小さな広告とか。

でも大概は、いきなりパソコンに向かうと、悩むんです。悩みながら色々試行錯誤する。
そしてパソコン上での試行錯誤は、どうしても時間がかかってしまう。

それに比べ、手描きは紙にササッと描けちゃうし、アイデアを展開しやすい。

なので手描きでラフを描いたほうが結果的に仕事は早く終ることが多いのではないかなと。

ラフを描く時はなるべくな方がいいですが、ラフの精度を求めすぎてもかえって効率が悪い時もあるので、私はいつもサムネイル程度の小さいラフをA4用紙に23案ほど描いて、パソコンに向かいます。

もちろんラフ通りにIllustratorで作っても、違和感が生まれることもあるので、それ以降はIllustrator上で修正しています。

ということで、普段ラフを描かない人はぜひぜひ手描きをやってみましょう。
遠回りなようで実は近道だったゼなんてこともありますよ!

…0,5秒を積み上げろ。

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DTPデザイナーを経てちょくちょくWEBデザインもやりつつWordpressをいじりったりしながら日々Illustratorの効率化と、ダンディズムとは何か?を追求しているポールともうします。
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