illustratorからXDを経てAfter Effectsに書き出しをする時に知っておきたい4つのポイント


少し前のバージョンアップで、XDのデータをAfter Effectsに取り込めるようになりましました。これはデザイナーの方にとって朗報ではないでしょうか。なぜなら連携及び修正が楽になるからです。

とは言ってもXDだけでデザインを作り込むのはなかなか大変です。

そこで今回は「AE使う時も元のデザインするのはやっぱイラレだよね!」という方向けに、illustrator→XD→After Effectsのフローの中で知っておきたい点をまとめました。

XDからのAfter Effectsへの書き出しはテキストが生きる


After Effectsはillustratorのデータも読み込むことができますが、言わばillustratorの素材をリンクしているような状態。それ故にillustratorから取り込んだテキストはAfter Effects上で編集することはできませんでした。
それがXDからAfter Effectsへの書き出しだと、リンクではなく、AE上の素材として読み込まれるので、テキストの修正もAfter Effects上で出来るようになります。
つまりillustratorでデザインしてもXDを経由させればAfter Effectsでテキストレイヤーとして扱えるわけです。
ただしillustratorからXDへのインポートは、以前書いた記事にもありますが色々思ったとおりになってくれないこともあるので注意が必要です。

 

ファイルが書き出されるわけではなく、After Effects CC2019(以降?)に直接読み込まれる


私は最初にここを勘違いしていました。
XDの書き出しメニューで「After Effectsに書き出す」がグレーアウトしていて一向に書き出せる気配がない。
「なんで?aepファイルを書き出すだけじゃないの?」と思っていたら、どうやらファイルとして書き出すのではなく、After Effectsのコンポジションとして直接読み込むということでした。
しかも、当初はAfter Effectsを2017しか入れておらず、これがグレーアウトの原因。
XDからの書き出し対応はCC2019からのようです。

画像はillustratorで埋め込んでおかないと、After Effects上でエラーになる


illustrator上のリンク画像は、XDには問題なくインポートできますが、それをAfter Effectsに書き出そうとするとうまく読み込めませんでした。「After Effects: After EffectsGPプラグインTIFFIO: TIFFファイルではありません (5027, 12)」というエラーが出てだめでした。
とりあえず解決策は、illustrator上で画像を埋め込んでおくこと。そうすればXD経由でAfter Effectsに読み込んでも問題なく画像が表示されました。

XDアピアランスは不透明度・シャドウのみ生きる


XDのアピアランスでAfter Effectsでも生きるのは、塗り、線、それ以外は、シャドウと不透明度だけのようです。
不透明度はトランスフォームの不透明度として、シャドウはエフェクト>ドロップシャドウとして読み込まれます。
ただし、シャドウに関してはXD上で設定した数値がAfter Effectsでは変わってしまうようでした。

ぼかしと角丸はAfter Effects上では反映されませんでした。

まとめ

金額が多少高くても、クライアントは紙からWEBから動画から一括で色々お願いできる方が楽だったりするので、これを機にAfter Effectsを触って仕事の幅を広げれば、新たな案件が舞い込むきっかけになるかもしれませんね。

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