続・illustratorの作業で重いと感じたらやるべき方法

Illustratorで作業していると、どうにも重くてイライラしてしまうことが多々ありますね。
以前の投稿でも、illustratorが重い時の対策を少しだけ書きました。

スポンサーリンク

今回は、上記エントリーの内容以外にも、個人的にいくつか効果のあった方法をいくつかご紹介。
一口に「重い」「遅い」といっても、データやマシンの環境に依るので「これをやると確実に早く、軽くなるよ!」というわけではありませんが、何かしら解決のヒントになるかもしれません。

 

テキスト編

字形パネルは必要な時だけ表示させる

Illustratorでテキストオブジェクトの選択/解除に時間がかかる場合は、字形パネルのせいかもしれません。

以前、テキストオブジェクトの選択/解除が妙に重くモッサリすることがありました。

なんというか、ワンテンポ遅れる、という感じです。
原因は字形パネルでした。
字形パネルを消したら通常の速さに戻ったので、不要な時は非表示にした方が良さそうです。

■字形パネルなしでのテキスト選択/解除
字形パネル非表示での選択/解除

■字形パネル有りでのテキスト選択/解除
字形パネル表示での選択/解除

アピアランスの使いすぎに注意する

袋文字の処理などで重宝するアピアランス。
1つのオブジェクトに対して複数の効果を設定できるので便利で、修正にも強いですが、使いすぎると重くなることがありました。
目安はどのぐらい?と言われるとなんとも言えませんが、データを作り込んで言った際に何か重くなってきたら疑ってみるといいです。

 

プレビュー編

ナビゲータパネルは非表示にしておこう

プレビューパネルの非表示

ナビゲータは便利な反面、ドキュメントの内容が変わっていくたびに、ナビゲータパネル上でも都度反映されます。
つまり画面再描画が都度行われてしまうため、重くなる原因になります。
これは公式サイトでも紹介されています 

ナビゲーターパネルを隠す

ナビゲーターパネルでは、ナビゲーションが簡単に実行できるように、現在のアートワークのサムネールビューが表示されます。 文書を変更するたびサムネイルを更新するのに必要な処理時間は、アートワークの複雑さに依存します。 複雑なドキュメントの画面再描画の速度とパフォーマンスを改善するには、「ナビゲーター」パネルを非表示にします。

引用元:macOS において Illustrator のパフォーマンスを向上させる | Adobe

実際、そんなにオブジェクト数が多くないとあまり感じませんが、複雑なデータになればなるほど効果を実感する気がします。

ちなみに、indesignでも同様の効果が確認できました。

レイヤーパネルのサムネールも非表示にしておこう

ナビゲーターと同じですね。これも公式サイトのページで紹介されています。
レイヤーパネルのサムネイルは、非表示の方が、余計な画面描画がない分、早くなります。
下記の手順で非表示にできます。
非表示に設定するとレイヤー名左のサムネイルがなくなるのがわかりますね。

 

  画像編

ドキュメントのラスタライズ効果設定を低くする

ドキュメントのラスタライズ効果設定を低くする

スポンサーリンク

これはメジャーな方法だと思いますが、もし効果を使っているならば「効果 > ドキュメントのラスタライズ効果設定」の解像度は低いほうが処理が早いです。

通常、webデザインなら「スクリーン(72 ppi)」、DTPなら「高解像度(300 ppi)」を設定していると思いますが、DTPでも作業中だけ「スクリーン(72 ppi)」にすれば多少軽快になります。ただし印刷時やデータ納品時は「高解像度(300 ppi)」にすることをお忘れなく。

DTPでもポスターなど大型の印刷物のデザインの場合は、「標準(150 ppi)」で十分です。

特にポスターサイズの大きなオブジェクトにドロップシャドウなどを適用させると、ラスタライズの解像度が低くても、どうしても処理が重くなります。
これはIllustrator効果の処理速度はオブジェクトの大きさに比例するためのようです。
つまり同じドロップシャドウの適用でも、A4サイズの長方形とA1サイズの長方形では、後者が処理に時間がかかります。
なので、せめて解像度は低くして少しでも処理を早くしてあげましょう。

 

リンク画像はレイアウト上の配置サイズにリサイズしよう。Photoshop効果を使うなら特に。

リンクを配置する時、よく無駄に大きなサイズのまま貼ってしまうことがあると思います。

Photoshop効果を使用しないならまだいいですが、使用するなら絶対にリサイズしましょう。
元ファイルが高解像度または大きい画像の場合、illustrator上でそれに対しPhotoshop効果を適用すると、それを拡大縮小したり、「戻る」の処理がとても遅くなります。口では伝えにくいので下のアニメーションで比較してください。

Photoshop効果「ぼかし」適用例

■72dpi、元画像リサイズ済み

■350dpi、元画像リサイズ無し

一目瞭然です。下の大きい画像はもっさりしていますよね。
ちなみにこれの場合、上記で説明した「ドキュメントのラスタライズ効果設定」を低くしても、処理速度に変化は見られませんでした。

あくまで一部の効果でしか検証していませんが、同じ「効果」でも、処理の重さは
・Illustrator効果→ラスタライズ解像度、オブジェクトのサイズに比例
・Photoshop効果→リンク画像の解像度に比例
するようです。

ということで、リンクの元画像はなるべくIllustratorの配置サイズに合わせてリサイズしましょう。
と行っても、その作業って、手作業でやるにはかなり面倒です。

画像リサイズスクリプト「原寸リサイズ再配置」が超便利

そこでオススメのmac限定スクリプト「原寸リサイズ再配置」。ワンクリックで画像のリサイズから再配置までやってくれます。corecaraというサイトで公開されています。ほんとコレ、メチャクチャ便利です。

 

画像はEPS保存しない(方がいい時がある)

保存に異常に時間がかかる時は、画像のEPS形式が原因かもしれません。
以前支給データを修正していたら、やたら保存に時間がかかる(1分ぐらい)データがありました。
そんなに複雑なデータではなかったし、保存のオプションでも「PDF互換ファイルを作成」はオフにしていたのに、おかしい。
調べてみると、同様の現象が起きている方がいらっしゃいました。

参考:Illustrator CC以降 多くの画像を配置していると保存に時間がかかる

試しにEPS画像を全てPSDにして貼り直したら、ウソのように1秒で即保存されるようになりました。

なにが原因なのかはわかりませんが、時々EPSが相性が合わないような時があるようです。

ただこの現象、EPSを貼っていると毎回なるわけではく、そこがまた謎です。
しかし実際CS
以降から、AdobeIllustratorに配置する画像形式はPSDを推奨していますから何かあるんでしょうね。

オブジェクト編

オブジェクトのコピーは、⌘+cよりもalt+ドラッグで

小さいオブジェクトを1つだけならいいですが、大量のオブジェクトや大きな画像を⌘+c(windowsならctrl+c)でコピーすると、クリップボードにコピー保存されるまで時間がかかり、ペースト時もモッサリ。

最悪の場合、コピーの処理中にillustratorが強制終了されてしまうことも。

従って、オブジェクトの複製はalt+ドラッグがオススメ。圧倒的に早いです。

もし「違うアートボードの同じ位置にペーストしたいからどうしようもないじゃん」という時はGOROLIB DESIGNさんの「他アートボードの選択オブジェクトをアクティブアートボードの同じ位置に複製するスクリプト」がオススメ。有料ですが、とても重宝します。

複雑なイラスト等には効果をかけない

illustratorはパスが多ければ多いほど重くなりますが、複雑なパスの集合体―つまり複雑なイラスト等に効果をかけると、これまたモッサリします。
どうしても複雑なパスに効果をかけたい場合は、それ自体を別aiファイルとして保存し、aiのままリンクさせて、それに対して効果を掛けるほうが軽く作業できます。

まとめ

あくまでほんの一例ですが、「なんが重いなー」という時はためしてみてください。

スポンサーリンク


関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

プロフィール

DTPデザイナーを経てちょくちょくWEBデザインもやりつつWordpressをいじりったりしながら日々Illustratorの効率化と、ダンディズムとは何か?を追求しているポールともうします。
メールはこちら
ページ上部へ戻る